救急医学会における、熱中症の重症度の分類について

救急医学会における、熱中症の重症度の分類について

2015年の春。日本救急医学会は、一般家庭だけでなく職場や学校、介護の現場などに役立ててもらう「熱中症対策」として、熱中症の診療指針を発表しました。

その内容は「頭痛や嘔吐等の症状があれば、医療機関の受診が必要」とするもので、熱中症の重症度を以下の3つに分類しています。

1度 ⇒ めまいや立ちくらみがある状態

2度 ⇒ 頭痛や嘔吐(おうと)の症状がある

3度 ⇒ 意識障害がある

1度の場合は応急手当(水分や塩分の補給、体の表面を冷やすなど)が必要な状態であり、2度以上の場合は医療機関での手当が必要です。医師の診察の下で、点滴か経口による水分と塩分の摂取、さらに体を早急に冷やす処置が必要となります。そして3度の場合は、入院が必要となります。

しかしながら、1度の場合でも回復が見込まれない場合は、医療機関で診てもらった方が良いとのことでした。

また、診療指針では「高齢者は重症化する例が多い」ことも明記されており、一人暮らしの高齢者は特に熱中症になりやすいそうです。さらに、認知症や高血圧症などの持病があると、重症化しやすいとしています。

さらに、大量に汗をかくと体内の塩分が薄まり、痙攣が発生しやすくなります。このため、真水よりも0.1〜0.2%程度の食塩水が推奨されています。塩分が含まれている意味ではスポーツドリンクも良いですが、気になるのは糖分です。糖分が控えめのスポーツドリンクを選びたいですね。

日本救急医学会の熱中症診療ガイドライン2015について

http://www.jaam.jp/html/info/2015/info-20150413.htm

 

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