熱中症の重症度と病態

熱中症の重症度と病態

熱中症は、T度〜V度の重症度に分けることができます。また、暑熱障害として、熱けいれん、熱疲労、熱射病に分類されれています。それぞれの重症度と病態の詳細は以下の通りです。

<T度(軽症)>

熱けいれん

炎天下や高温多湿な環境下にて大量に発汗したとき、水だけを補給した場合に発生すると言われています。汗をかくと水分だけでなく塩分も失われます。大量の汗をかいたときに真水だけを飲むと、血液の塩分濃度が薄まってしまい、それ以上薄めなくさせるために水が飲めなくなってしまいます。そして筋肉の収縮に必要な塩分も不足してしあみ、けいれんが発生します。

熱失神

高温の場所で激しい運動を行ったりすると、体が熱を下げようとして抹消皮膚の血管を拡張させるために血圧が低下します。すると脳血流量が減少して、顔面蒼白など顔色が悪くなったり、頻脈で弱い拍動制や呼吸数の増加が見られたりします。

運動を止めた直後に多いとされており、これは運動中にあった筋肉のポンプ作用が、運動を急にやめると止まってしまい、一時的に脳への血流が減るためです。

<U度(中等症)>

熱疲労

暑熱環境の下で長時間運動を継続すると、大量に汗が失われます。そして体重比2%以上の脱水および塩分など電解質を損失することで、発生します。体の水分量が減少することで血液循環が悪くなったり、循環血液量の減少で血圧が低下することなどが原因となって生じます。

症状としては、疲労感やめまい、頭痛、失神、吐き気などがあります。さらに、皮膚蒼白や血圧低下、多量のショックなどの症状も出てきます。この状態を放置すると、V度の重症へと移行するので注意が必要です。

<V度(重症)>

熱射病

熱疲労の段階でそのまま放置したり、不適切な処置を行ったりすることで発生します。意識障害や過呼吸などが出始め、細胞や臓器の機能障害が発生することもあります。体温調節機能が破綻しているので、高体温なのに発汗はありません。救急車を呼んでの早急な処置が必要です。

 

熱中症の症状と対策・予防方法 TOPページへ


スポンサードリンク